こんばんは。
植木です。
今日は土曜日ですが、番外編で更新します。 今日は新長田で「震災と障害者」というシンポジウムに行って来ました。
宮城と福島から被災した障害者の人と、被災障害者を支援しているゆめ風基金の人と、阪神淡路大震災を経験した関西の障害者の人がシンポジストとして震災時における障害者支援について話されていました。
その中で宮城の被災地センターで活動されている及川さんの話が印象的でした。
及川さんは仙台で自立生活センターで代表もされています。
今回の震災で被災地センターとして物資の輸送や障害者のニーズを吸い上げる活動の中で「復旧ではなく復活を目指す。元通りではなく、今までより住みよい街を目指していきたい。」とおっしゃっていました。
仙台市では重度訪問介護が震災前から認められておらず、その点が今回の震災でも生きづらさを増幅させているようです。
また避難所もバリアフリーになっておらず、障害者が避難することができない状況にあったそうです。
そうした状況の中で、自立したいと思っていた障害者も生活できなくなり、施設に入らざるを得ないということもあるということでした。
普段からの運動で介助制度の充実や公共の機関である地域の学校などのバリアフリー化を進めていく運動が、震災などの災害時にどれほど障害者の生活を左右するかを実感しました。
シンポジウムが終わった後は及川さんがメインの事務所に来られました。
昼食を食べる時間もなかったとのことで、事務所近くの焼肉屋で佐藤さんと食事をしました。
及川さんは自立生活センター等の活動の他に障害者プロレス団体ODAZUNAでレスラーとしても活動されています。
http://ameblo.jp/odazunda
この間も震災後初の復興大会を行い、遠呂智という謎の妖怪レスラーと戦い、NHKでその模様が放送されていました。
http://www.nhk.or.jp/kira/program/past/details/495_rb.html
そんなこともあり、焼肉屋ではプロレス談義で盛り上がりました。
及川さんと話をして、この大変な状況の中で精力的に活動されている大変力強い方だと思いました。
またいつか必ずお会いできればと思っています。