2011年4月29日金曜日

草の根技術支援


こんばんは、いのうえです。というかおはようございますですね。現在朝4時。新しいコーディネーターでやる最初のシフトを組む作業が終わったところです。来月末に新しく自立する方が来るので、多少苦労しましたが、それだけ終わったら達成感もありました。みなさんお疲れさまでした。これからもがんばりましょう。

さて、今日、もう昨日になってしまいましたが、JICA兵庫から担当の方が来所され「草の根技術支援」についてこれからの日程について色々情報交換をしたりアドバイスを受けたりしました。

「草の根技術支援」というのは、JICAでやっている様々な支援のうちのひとつで、国内のNGO団体からアイデアを募って、JICAがそれを資金的にサポートしながら、その団体の海外支援活動のアイデアを実現していくというものです。

メインストリーム協会では、2008年から中米4カ国コスタリカ・グァテマラ・ホンジュラス・ニカラグアの障害者の研修をつづけてきており、今年で4年目になります。3年を終わって活動の成果がいちばん顕著なコスタリカのメンバーを重点的にサポートしながら、まずコスタリカに自立生活センターを作ろうという方針になったのですが、そのための枠組みをこの「草の根技術支援」を使ってやれないかと、昨年から検討してきたのですが、ようやくその具体化の端緒についたところです。

このプロジェクトは、コスタリカのペレスセレドンという町で介助派遣のパイロットモデルをまず作り、それは5年のプロジェクトが終われば、コスタリカ政府の制度として定着するようにするという計画です。さらにその先では、それをまたモデルにして近隣の国にもその制度が広がっていき、日本で障害者が自立生活をできているように、中米の障害者も出かけたいときには、介助者を使っていつでも出かけられるようになるという風にどんどん夢が広がって行きます。

まだ一歩も進んでない状態で色々困難なこともありそうですが、まずは出発した、という記念すべき日でした。

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