2011年7月14日木曜日

ざっきーカンボジアへ。


こんにちは。いのうえです。

先月モンゴルに修行に行っていたまもるが帰国し、先日日曜日にはモンゴルのTRYに参加していたグループが帰って来ました。何かと出入りが多い今年度のメインストリーム協会ですが、今日は介助スタッフのざっきーがカンボジアへ2ヶ月の修行研修に出かけました。
これから2ヶ月間ダスキン研修生サミスが率いるカンボジアの自立生活センターをお手伝いしながら、プノンペンで生活することになります。

たくさんいるメインストリーム協会のメンバーの中でもざっきーはぼくにとって特別な人です。2001年、今はスタッフになっているかっちゃんの弟の介助で毎週元町に行って、その夏企画されていた日韓TRY2001のための募金を一緒にやっているとき、「TRY行きませんか?」って誘ってくれたのがざっきーでした。その年のTRYは、ちょうど日韓で共催のワールドカップの前年で、建設中のスタジアムや鉄道をバリアフリーチェックしながら、釜山からソウルまでの500キロを野宿しながら歩くものでした。今のTRYは、大きなイベントになってしまって、たくさんの人が参加しているので、期間が10日ほどに限られてしまっていますが、当時は夏の暑い中まるまる一月歩く、ある意味牧歌的で、ほんとに旅をしているような感覚になれました。暑くてたいへんではあったですが、それと同じくらいいっしょに歩いたメンバーとは仲よくなれたし、充実感もありました。

おそらく、このイベントに参加しなかったら、ぼくがメインストリームに深く関わって、今のように職員として働いていることはなかったと思っています。ある意味人生の方向性を変えた一言だったかも知れません。毎年この時期になるとTRYのことを思い出したりするのですが、今年はモンゴルのTRYもあって余計にそうした気持ちが強くなっています。韓国のどこかの田舎を歩いていて、坂道でざっきーが押していた荷物用の車椅子が、大きな石ころにひっかかって急停車したのに、ざっきーは勢い余って車椅子の上を飛び越えて落ちて、「私はどこにいるの?」みたいな顔をしてきょろきょろしてる彼女の顔が今でも忘れられずこびりついています。

残念ながら、ここ数年何かの行き違いで、まともに言葉も交わすこともなくなってしまったのですが、ざっきーがぼくの中で大切な人でありつづけているのは変わりないし、帰って来たらぜひまた以前のように仲よくしてほしいと思っています。

じゃあね。2ヶ月健康に気をつけて、カンボジアの自立生活運動のために頑張ってきてください。

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