2020年8月3日月曜日

村田兼一の酒場放浪記


お久しぶりです。村田兼一です。

コロナ影響のため、この酒場放浪記も自宅での独り飲みで、たいして面白みもない私の人生を語らなければならないかと思っていましたが、飲食店の人たちもこの過酷な状況下の中、ソーシャルディスタンスを保ちながら営業を続けており、なんとかこのブログもお送りできそうでホッと肩をなで下ろしております。

肝臓E判定、尿酸値8でした。どうも、村田です。

きょうは彼と飲むことにしました。

「よしやくん」

現在25歳のよしやくんですが、高校卒業後から大学在学中はメインストリームのアテンダントとして働き、その後1年ほど認知症の老人ホームに就職しつつも退職。またメインストリームに帰ってきてくれたという特殊な経歴の持ち主です。

そこら辺のことを詳しく聞いてみたい。
いや、とりあえず飲むか。

肝臓が悲鳴を上げているのでまずは烏龍茶から

生まれてからずっと西宮に住むよしやくんは、生粋の宮っ子です。3人兄弟の長男で、末っ子のいさみくんもここで働いてくれています。いさみくんの事を聞くと、「僕がいさみに勝ってることなんか年齢だけですよ。笑」って。何の気兼ねもなく弟のことをそう言えるよしやくんは、きっと心優しいお兄ちゃんなのだと確信しました。

学生時代の自分の事を振り返ると、一言でいうと「陰キャラ」だったそう。笑
僕も陰キャラだったので親近感が湧いてきました。

ここの唐揚げはいつも頼みます

ハイボール(ビールはあかん、、、)

やはり聞きたいのは、一度就職した老人ホームを退職して何故メインストリームに戻ることを決めたのかということ。その老人ホームは7人程の認知症の方を2人で介護する体制を取っていました。一般的に老人ホームがどのような体制かは分からないけれども、少なくともよしやくんにとっては介助者の数が少ないと感じた。いままで長年メインストリームの自立生活運動に関わってきた人間からすると、そう感じるのは当然だと思う。マンツーマンでの介助、障害当事者の自分らしい生活を見てきたよしやくんにとってそれは違和感でしかなかったはずです。決められた時間に食事をし、入りたくもない時間に入浴し、寝たくもない時間に寝かされる。よしやくんは当事者の生活のことを最優先ではなく、介助者のやりやすさを最優先に考えた働き方が辛かった。

いい顔してるよ

よしやくんにとって、メインストリームは自分の「ありのまま」が出せる職場だそう。
きっとそれは自分らしく人生を楽しんでいる「ありのまま」の障害当事者と時間を共にしているからだと思う。これだけ利用者と長い時間を積み重ねる仕事は他に思いつかない。時には単調な日々に嫌気がさしたり、うんざりすることだってある。それでも長い時間を一緒に生きていく。そんな中に些細な幸せだったり、悲しいこともある。その長い時間はまったくもって無駄ではなく、むしろこの仕事の醍醐味だと思う。そんな仕事で自分の「ありのまま」が出せるなら最高じゃないか。あれ、ちょっと酔ってきたかも、、、

楽しかったよ



















































おまけ

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