2017年6月15日木曜日

呼吸器三兄弟台湾見参☆

皆さんこんにちは。藤原勝也です。

6月3日から8日で台湾へ行ってきました。

目的は台北市新活力自立生活協会の10周年記念イベントに参加することです。

メインからは20名が参加し、古木、高橋、藤原の呼吸器トライアングルも行きました。

おそらく日本において前例がないであろう呼吸器ユーザー3人の航空機利用でした。

LTV、トリロジー、ニューポート、カフアシスト、吸引器等医療機器がたくさんあり、多くでバッテリーの企画や個数がネックとなり、行くまでの航空会社や旅行者とのやり取りが出発直前まであってとても大変でした。

色々あったけど無事に3人で行けて良かったです。


台湾と言えば夜市。

周りから大注目を浴びました。

みんな誤嚥せずにご飯が食べれました。

ここでちょっと台湾の10周年記念イベントについて触れておきます。

詳細は来週の古木君のメルマガを見てください。

みんなご存知の通り、2004年のダスキン研修生リンちゃんが今から10年前に立ち上げました。この間にまだ不十分ですが、介助制度が誕生し、さらに2009年にはTRYを実行し、台湾各地でCILができました。地道な活動により、少しづつ台湾の社会が変わっていってることを実感できました。

10周年イベントの内容を紹介します。

6月4日シンポジウム&パーティ
日本、韓国、ネパールの報告、台湾各地(台北、高雄、台中、台南、花蓮、嘉義)の取り組み

僕は日本の報告の中で5分くらい時間をもらい発表しました。大阪の平下さんが呼吸器利用者の自立の支援を紹介した後で、実際に地域で暮らしている人の生の声を伝えるために登壇しました。呼吸器3兄弟で登場しました。僕たちは呼吸器トライアングルと名乗りましたが通訳で3兄弟と訳され、3兄弟の名が定着しました。





記念パーティ

余興はカラオケ

メインからは3兄弟登場となりました。

主にふるきんがドラえもんの主題歌を熱唱しました。

高橋さんも口パクで全力で頑張りました。

6月5日デモ行進&交渉
台北の渋谷と呼ばれる西門から台北駅近くの行政院まで歩きました。

そして行政院で健康福祉担当の大臣と話をしました。

呼吸器3兄弟は平下さんと共に日本代表として出席しました。

正直交渉は上手くいきませんでした。のらりくらりと上手く交わされていました。

これを聞いたら意味がないと思う人が多いかと思いますが、繰り返し台湾の当事者が伝え続けていかないと社会は変わりません。良かったこともあります。1か月以内に再交渉することをリンちゃんは力強く訴え、約束を取ってました。

後日事務所を訪問した時に再交渉に向け、熱心に打ち合わせが行われていました。
西宮での上限撤廃交渉の時の良くする会の会議を思い出しました。

大変暑かったです。

シュプレヒコールは自立生活(ズーリーシャンフォー)

アテの松浦広君が活躍してました。




台湾各地のメンバーも真剣です。

これが繰り返され台湾全土が変わることを祈ります。


イベントは以上です。

僕は別件で人と会う約束をしてました。

台湾の在宅医療の学会の先生と話をしました。呼吸器付けた人の地域生活について意見交換をしました。

日本でも珍しい自立生活を理解している先生たちでした。

当事者運動と学会の活動が上手くかみ合えば重度障害者の自立が実現していくでしょう。

『風は生きよという』の台湾での上映もできないか提案してきました。

トラブルもありましたが、まず無事に全員帰ってこれて本当に良かったです。

初海外の高橋さんも凄く元気でした。僕ら3兄弟は毎晩夜中の3時くらいまで部屋に集まり語っていました。

台湾の社会が大きく変わることを信じ、今日のブログはこの辺で締めさせてもらいます。




















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