こんばんは。村田兼一です。
お気づきの方もいるかもしれませんが、いないかもしれません。
タイトルの「酒場放浪記」が「酒場旅行記」になっていることを…
さて、今回は趣向を変えて僕の担当利用者さんのひとり、Eさんと今月の中頃に行った旅行の思い出をお送りいたします。
行先は兼ねてからEさんの念願でもあった高知へ。
普段定期でお仕事をお願いしているアテンダントさん数人とともにハイエースを走らせます。
柳瀬さんが。
高知は通称グリーンロードと呼ばれている屋台街が有名です。
中でも一番の人気店「安兵衛」という屋台餃子のお店に。というよりここしかお店が開いてない。どうやらTVなどでも紹介されていたあの有名な屋台街は不法占拠だったらしく、ほとんどのお店は撤退を余儀なくされたようです。
お客も少ない&屋外での食事ということもあってコロナ禍にはもってこいという前向き捉え方をしていきます。
高知にある有名はひろめ市場でお昼ご飯。Eさんの目的のひとつでもあるカツオを食し、さらにはウツボ、クジラなども堪能。
気管切開をしてからは食事制限も多かったけど、嚥下リハビリを続けて、ある程度の大きさであれば普通に食べれるように。
Eさんは龍馬の功績と障害者運動を重ねていました。たしかに倒幕や開国などその時代では考えられなかった「常識」を変えるという志は、障害者運動に通じる部分があるかもしれません。もしかして坂本龍馬と自分を重ね合わせてる?!
Eさんは実はいま癌と闘っています。この先きっとたくさん苦しいこと、大変なことがあると思います。それでも僕はEさんが1人暮らしを始めた時から関わらせていただいてて、しかもこのタイミングで担当のコーディネーターになれたことを本当に嬉しく思っています。
そして普段の生活を支えてくれているアテンダントさん達には心から感謝しています。
最近は歳も取ったせいか、人間の「死」について考えることも多くなりました。
そうなると故・樹木希林さんの言葉を借りざるを得ません。
「人の人生に、人の命にどれだけ自分が多く添えるか」
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