2013年3月30日土曜日

尊敬するアテンダント

 スタッフのヒロシです。
すっかり気候は春

 今日は尊敬するアテンダントさんが来ました。僕がアテンダントをはじめるずっと前からアテンダントをしている人。

 僕なんかよりずっと利用者の事を考えている彼は、今日も僕たちコーディネーターに話をしに来てくれる。

朝から真剣な面持ち




 彼がおもむろにやってくる時に理由がない事は未だかつて一度もないんじゃないかな。

 彼には僕たちの普段掲げている理念があまり通じない。

 どうしてかっていう事を簡単に言うと、僕たちは組織で、彼は個人だからだと思う。
 社会のルールを変えてしまおうとする僕たちでさえ、僕たちのルールを決めないとうまくいかない事がたくさんあって、そのルールを作るためにたくさん会議の中で議論をしなくっちゃいけない。

 だけど彼は他の人との共通認識は後回しで、自分でこうやっていくという事を決める。
 こうして彼は自分の作ったルールでガンガンと自分が思う理想の介助者を目指して行くのである。

 彼は今日こんな事を言って帰った。

「やっぱり人が行きにくいと思う利用者の所に行く事ができる介助者でしょ」

「目指すべきは」なんて

 奇麗事でもなんでもなく彼の場合は本気で言ってのけてしまう。

 実際彼は引き継ぎの研修が必要な利用者や、実際に一回介助にいったらもう後は大丈夫という利用者ではなく、長くつきあう事でやっとこさ介助者としてやれてるかな?と思うくらいのところの介助に行く事が多い。
 
「かっこええ!!」

 朝の出来事である。

 彼が事務所に来て話をしたあとは、なんかスッとしてまるで自分が良いアテンダントになったような気分になったりする。
「勇気をもらう」ってのはこんな感じなんじゃないかなとか思ったりできるんだな。

アンジャナは次の研修先へ

 うちの実家へホームステイに来たネパールのダスキン研修生アンジャナは次の研修先に発ちました。
 
帰り道振り返って満面の笑顔
彼女が実家に来てくれて良かったな
前日彼女が僕に神妙な面持ちで言っていたのは「私リーダーになれますか?」だった

 ジャックナイフと呼ばれている僕が言った台詞は「そんな事聞いてるやつでリーダーになってる人を見た事無い」。

   リーダーは大変だけど、リーダーになる人がリーダーが勤まるか悩んでるより、自分がどんな事をやっていきたいか悩んだ方がいいって事伝わってるとうれしい。

 彼女だったら色々な事をやり遂げていけると思うんだけどな。


 昼になるとアニキの講演会「自分史」が始まる
ピンマイクがどんどんずれる


 そういえば長い付き合いだし、長い距離もTRYで一緒に歩いたんだけど講演を聞くのは初めての事だった。

 予想通り眠気が襲ってきたけども、ところどころで笑いが起きる。

 とっても独りよがりで、ちっとも羨ましくはないんだけど、うれしかった事をそのまま話すアニキの姿をニンマリしながら見てしまう。
 見渡すと皆眠そうだけど、同じくニンマリしていたりする。
 
 そう、皆アニキ好きやねんなぁ。そういえばおっちょこちょいで、いつも会議中寝てて、すっとぼけてるけど、彼を嫌いになった人を見た事ないなぁ。
 
昨日も起きていたとは言わせないこの一枚
彼は事務所にいるときいつも仕事の邪魔しに来るんだけど、邪魔された後それほど嫌な気分になった事はない。気が張りつめた時に限ってスッと音も無く電動車いすで僕の横につけて

「パソコンが言う事聞かんのよぉ〜」である。

アニキのパソコンを見てみると

ログインされる前だったりする。「猫に小判、豚に真珠」とアイロニーを並べる僕に言う彼の台詞は

「鬼に金棒」である。ちなみに発音的には「おににかなぶぉ」である。

そんな彼は最近スマートフォンを購入した。

「まったく...」とか思いながらリフレッシュしている事になっていたりいなかったり。

 放っておけない感というかなんというか、こういうのが実は

僕のバランスを整えていてくれたりするんだと思う。


 こんな日常の一片の積み重ねの2年間、コーディネーターできて良かったです。

 またどこかでお会いできる事を楽しみにしてます。
2010年に行ったダスキン研修生との修学旅行
今年のゴールデンウイークはどこに行くんでしょうかね?


ヒロシ 

0 件のコメント:

コメントを投稿