2018年12月20日木曜日

JIL全国セミナー

皆さん、こんにちは。藤原勝也です。
大変寒くなってきましたが、元気でしょうか?

私は今のところ体調を崩すことなく活動しています。

1年を振り返ると東京、宮城、石川、福井、山梨、福岡などに行っていました。
あと、兵庫医大にも入院していました。
ほとんどは仕事関係での出張でしたが、心残りは入院のためモンゴルへ行けなかったことです。
来年2月のネパールは万全で臨みたいと思います。
その前にクリスマスの筋ジスのシンポジウムです。

昨日まで福岡へ出張していました。
毎年恒例のJIL全国セミナーです。


主な研修内容は
情勢報告、アメリカ訪問報告、インクルーシブ教育、女性プロジェクト、強制不妊手術、ユース報告でした。
さらに新しい取り組みとして、活躍している女性当事者を表彰する企画がありました。
新人賞と大賞がありました。ごめんなさい。写真はありません。

いくつかの研修の中身をもう少し詳しく説明します。
情勢報告では、障害者基本法の改正問題、障害者雇用問題などが取り上げられました。毎回情勢報告は私が所属しているJIL政策委員会が務めています。

そして今回初めてインクルーシブ教育のコマが設けられました。

メインストリームの3人

東大和の取り組み、沖縄の取り組み、西宮の取り組みが発表され、特に東大和の海老原さんからCILがインクルに取り組む大切さの報告がありました。
僕たちがCILの活動で様々な課題に出くわすことがありますが、多くの課題が小さい歳頃から障害者が社会と切り分けられていることに起因しています。
介助者との関係づくり
ILP
ピアカン
などなど。

またどういうところから取り組んでいくかの報告がありました。
教育に取り組むセンターが広がることを願います。

私自身は小中時代特別支援学級に在籍していましたし、高校入学もスムーズには行きませんでした。
たまたま良い先生、校長にめぐり合うことができ、学校生活の多くを障害のない生徒と共に送れました。
しかし、たまたま良い人に出会ったから上手くいくというシステムには問題があります。全国で対応がバラバラになり、住んでいる地域によって差が生まれてしまいます。
僕がした苦労をこれから生まれてくる障害を持つ人にしてほしくはありません。
当たり前に学校に通える社会を作っていきたいです。そんなことを考えながら研修を聞いていました。
まだまだ伝えたいことがありますが、また次の機会に。


他に気になったのが旧優生保護法関係の研修でした。強制不妊などの問題です。

やはり、遺伝性の疾患を抱えている身として見逃すことができません。
もしも僕がその時代に生まれていたらどうなっていたんだろうか。
この法律こそ障害者を排除する思想の塊そのものです。
決して筋ジスで生きることは悪いことではありません。
昔の問題ですが、避けてはいけません。
過去の問題を振り返ることが新しい社会を作る第一歩です。

セミナー全体の印象は、多様性ということです。
JILを多様なものにするには何が必要かというテーマでグループワークもありました。
女性だけではなく、知的障害を持つ人、精神障害を持つ人、発達障害を持つ人、LGBTQの人たち、その他様々な人たちが活躍できる社会を作ることが大切だと実感できました。

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