2015年3月17日火曜日

ディルちゃんを紹介します。





こんばんは。藤原勝也です。

今日は、もうこのブログでおなじみのディルショッドの自分史の講演がありました。

皆さんもご存知のように、ディルちゃんは初のウズベキスタンからのダスキン研修生です。

最初にウズベキスタンがどんな国か見ていきましょう!!

日本ではサッカーのワールドカップ予選等でよく聞く名前です。かつては中学校の社会でも出てくるシルクロードの中継地点でした。日本とも縁浅からぬ場所と言えます。


国名 ウズベキスタン共和国 O'zbekiston Respublikasi
(Ўзбекистон Республикаси)

首都 タシケント(昔はサマルカンドが中心でした。)

面積 447,400平方キロメートル(日本の約1.2倍)

人口 約3000万人

独立 1991年9月1日(旧ソ連から独立)

国旗 

青は空と水、白は平和、緑は自然を表す。
上部にはイスラムを象徴する新月、十二宮を表す12の星が配されている。



国章


伝統的に綿花栽培と小麦栽培が盛んです。真ん中の鳥は平和を象徴するそうです。


それでは国の紹介はこれくらいにしてディルちゃんのことを見ていきましょう!!!(講演や先週の研修を元にしています)

講演前
少し緊張気味


・ディルちゃんはタシケント大学(日本でいう東大)の大学院で経営学を勉強しています。

もともとはウズベキスタンの地図の中央部くらいにあるナボイ県出身で、今は家族から離れ寮で暮らしています。

昔の建造物の紹介(おそらく世界遺産のサマルカンド文化交差路)

・障害はポリオで、双子の姉も同じ障害を持っています。兄弟はディルちゃんを含めて5名です。

・勉強は学校に行かず大学までは家でやっていました。

義務教育は12年間(日本の小中高が合わさった感じ)で広大な学校の敷地にそれぞれの学年の部屋があります。

・ウズベキスタンでは学校がバリアフリーでなく、障害者の家に先生が訪問して教えるそうです(学年が上がり科目が専門的になれば、それぞれの科目の先生が来るそうです)。もちろん公教育なので、費用はかかりません。

伝統衣装に身を包んで・・・

地域によって異なるそうです。

・趣味は水泳などのスポーツや絵を描くことです。2020年の東京パラリンピックを目指しているそうです。

・恋愛、結婚に関しては日本とは異なります。好きな人が出来た場合、結婚するにはまず両親に伝え、そして両親が相手方の両親に話をして、オッケーが出たらできるそうです。

障害者はお金がないと厳しいそうです。

勉強やプレゼンでは眼鏡着用

また雰囲気が違います。

めちゃくちゃ賢そう。

・建物、バス、地下鉄(中央アジアではタシケントとカザフスタンのアルマティの2か所だけある)等のバリアフリーは進んでいないし、障害者自体がほとんど街に出ていません。

人工呼吸器を使っている人はもちろんのこと、脊損の人ですら家にいるそうです。

建物に関しては5階を越えた場合はエレベーター設置を法律で義務付けられています。


・障害者年金もあるそうです。障害の重さにより、いくつかのカテゴリーに分けられ、金額が決まっています。

・車椅子、クラッチ等の補装具の支援もありますが、外国頼みとなっています。

・障害者運動に関しては、集団でデモ行進などは法律違反となるのでできません。

一応要望書を提出することは可能とのことです。しかし、出すだけでそのまま終わるみたいです。

様々な課題があるといえます。




休憩

講演が終わり少し余裕が見られます。


これからホームステイ、研修、遊びと大忙し

日本の筋ジスの凄さを見せていこう☆

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