2014年11月18日火曜日

傍聴

皆さんこんにちはアニキです。
 
この一週間から急に寒くなってきました。
僕も昨日から押入れに入っていたガスファンヒータを出しました。
やっぱり歳を取ると寒くなるのが早くなってくるみたいです。
 
今日は大阪高裁に裁判の傍聴に行ってきました。
その裁判は和歌山の方が某市に電動車いすを申請しましたが、
運転が危ないということで電動車いすを出さないという裁判です。
 
その方は今まで電動車いすを利用して生活をしていましたが、
今回申請をして判定をした結果操作技術が未熟なため
電動車いすは出せないということでした。
 
市の人はその方の生活を見ないで判定の結果だけで反対し、
その方の生活を取り上げようとする腹の立つものでした。
 
僕も初めて電動車いすを手に入れて乗った時は
運転が下手でよく側溝に落ちて助けもらった記憶があります。
だけどだんだん乗っていくうちに運転も上手になり、
社会参加も容易にできるようになって
とても嬉しい気持ちになったのを憶えています。
 
 
 総勢20人以上で応援に駆けつけました。
 
 僕は例によって例の如く方向音痴なので
迷いかけましたがなんとか時間内に着くことができました。
あまりにも大勢なので車いすが法廷に入りきれませんでした。
法廷も狭く普通の椅子も取り外されていましたが、
車いすはたったの8台しか入りませんでした。
運良く僕は法廷に入ることが出来ました。
普通は書類のやりとりで終わるのですが注目度が高いということで、
原告側の弁護士さんが陳述書を読み上げました。
そこにはその方の今までの電動車いすに乗ってどれだけ世界が広がったか
それだけ行動範囲が広がったかを書いてありました。
公費では車いすのお金は出せないのに自費では買ってもいいという事でした。
それは市側の責任逃れとも取れるような事でした。
 
 裁判が終わって隣の弁護士会館で説明会がありました。
弁護団が説明や今までの経緯を話してくれました。
支給時間の裁判は今まであったのですが、この事例については
まだ裁判が行われているのは少ないということでした。
僕はみんなあきらめているのかなと思いました。
 
来年1月に第2審が開かれるということで僕も傍聴に行きたいなあと思います。
 
 
 
この14日に僕達の仲間であるえぐっちゃんが27歳の若さで逝きました。
僕とえぐっちゃんは同じ時期で事務所の3階のILルームの隣同士でした。
僕がちょうど仙台から帰ってきて首の手術をしてILルームを利用しているとき一緒でしたが
始めはこいつちょんまげを変なやつやなぁと思っていましたが、
僕が病院から帰ってきた時にえぐっちゃんは活動も遊びも一生懸命で
呼吸器をつけているのに行動範囲も広く少し羨ましく思いました。
 
考えてみればえぐっちゃんは僕の歳の約半分です。
なのに僕より早く逝ってしまうのは僕にとっては大変つらいことです。
これからもえぐっちゃんの事を忘れずに活動をやっていきたいと思います。
 
えぐっちゃんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。
 
 
 
皆さんも寒い日が続くので体を大事にしてください。
 
それではまた約1か月後にお会いしましょう。
 
 
 
 


0 件のコメント:

コメントを投稿