2018年1月11日木曜日

生きる!!



みなさん、元気でお過ごしでしょうか。

今年もよろしくお願いします。


私事ですが、昨年は入院がゼロの年でした。やっと抱負が実現しました。

体調管理が少しずつ上手くいくようになったからかな。でも油断大敵です。

今年の抱負は生きるです。一生の目標でもあります。

やりたいことはいっぱいあっても元気で生きていないと何も実現しません。

だからこそ生き残っていくことが大切です。志半ばで倒れた仲間の分も生きたいです。

そういう気持ちで新年を迎えたわけですが、先日の日曜日にピンチが訪れました。

一歩間違えれば死んでたかもしれません。

先週の土曜日から一泊で東京都インクルーシブプロジェクトの当事者部会に参加していました。

その帰る途中の電車の中で呼吸器の回路についてるチューブがブチッとちぎれました。

当然空気が流れません。何とか介助者にちぎれた部分を手で押さえてもらい息をしました。

東急田園都市線の二子玉川駅のひとつ前の駅で途中下車し、回路を交換することにしました。

しかしそこに問題がありました。

アンビューバッグしながらどうやって交換するかです。

どうしようか悩んでる時に救世主が現れました。

通りがかりの人が手伝いを申し出てくれました。アンビューのやり方を伝え、やってもらってる間にアテのコタさんに交換してもらいました。

本当に助かりました。名前も聞けませんでしたが、本当に手伝ってくれた人には感謝しています。ありがとうございました。

この話を聞いたら心配する方も多いかもしれません。

しかし、緊急時を想定して事前に準備してたからこそ無事だったわけです。

旅行先ではいつも予備の回路を持ち歩いているし、普段でもアンビュー等を携帯しています。

あととりあえず穴をふさぐためのテープや接着剤も持っています。

それがあったからこそ危ない事態を避けることができました。

今回は今まで想定していたのと違う場所だったので最初戸惑いましたが、コタさんの機転で助かりました。

でも、これで一件落着ではありません。こういうことが今後起こることが予想されるので僕に入る全介助者に回路交換やアンビューの使い方をしっかりと研修していきたいと考えています。吸引も含めて1月から始めて行きます。

僕の人工呼吸器の気をつける場所を紹介します。

今回ちぎれた場所です。
オレンジのゴムに付いている細いチューブがちぎれました。

よくある問題がこの部分です。トラブルがあったら一番最初に確認する場所です。
黄色いフィルターが、割れることがあります。呼吸器の固定が不十分な時に機械が台から落ちて割れます。

それともう一つが細いチューブの一番右が機械から抜けることです。

フィルターのひびはテープを貼れば急場を防げます。
しかしチューブが抜けると空気が流れません。

機械本体とアダプターが繋がってる場所

アダプターのとめる場所が引っかかって割れる時があります。

この薄緑の袋に緊急時のセットが入っています。

中にはアンビュー、手動吸引器、パルスオキシメーターが入っています。

一番大事なのがアンビューです。



一番下がアンビュー

重度障害者と言わず誰でも思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。少しでも多めに想定しておけばリスクを下げれます。自立する上でちゃんと備えておくことは重要です。病院や施設も安全ではありません。ミスがないわけではないので。

一番の安全は自立生活以外ありません。常にマンツ―マンで介助者がいるからです。その人にしっかりと伝えておけば問題ありません。

みなさんも一度緊急時についてしっかりと考えて下さい。


最後に助けてくれたみなさん、ありがとうございました。

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