今年の梅雨は始まり遅く、ジメジメした日が続きますが、みなさん元気でしょうか?
自立生活をしていく上で何が一番大切か?
お金、家、自己決定、楽しさ・・・・
どれも大切です。
しかし1番欠かせないのは言うまでもなくアテンダントです。
アテがいなければ自立生活は成り立ちません。
障害者の介助の仕事をする人がたくさんいれば、自分にあった介助者を自由に選ぶことができます。
けれども人の数には限界があり、しかも全員が同じ力を持ってるわけではありません。
自分のやりたい生活を続けたい、自己決定を大切にしたい。その思いは誰でもあります。
僕も含め利用者の多くは介助者に求めることが多く、それがうまくいかなかったらイライラしてしまう。そしてきつい言い方になる。
そんな事態はよく聞きます。
人を育てる上で厳しく接する方法も大事だけど、相手に意図が伝わらなかったら意味がありません。
その人にあった方法で臨機応変に伝えることが欠かせません。
自分が求める介助者像ばかりを追求してしまうと介助者がいなくなってしまいます。
誰でもテキパキと動ける介助者が好きだと思う。しかし、そんな人ばかりではない。
ある程度で折り合いをつけなければなりません。平均水準を高く持ちすぎないことが不可欠です。
まず、忘れて欲しくないことは、自立生活を続けるには介助者が不可欠。誰もいなかったら施設などに行かなければなりません。
そうなるとやりたい生活どころか普通に地域で生きる生活もできなくなります。
話は変わります。
先ほどまでは介助者の育て方、接し方の大切さを書きました。
それと並んで重要な要素があります。それは介助者が体を壊すことなく、仕事をやり続ける環境を整えることです。
例えば抱え上げは腰に負担がかかります。
まずは私の反省から、今年の2月まで抱え上げを主体とした介助ばかりをやっていました。
それにより体を壊した人もいた。不安を抱いた人もいた。
変える必要を感じながらもなかなか実行してこなかった責任があります。
2月からリフトを導入し、抱え上げをなくしました。時間がかかる心配もあったが、リフトの時間を含めて行動したらそんなに困ることもありません。
また、介助者に負担がかからないわけではありません。本人にとっても負担がかかりません。
呼吸器を外さなくてよい。誰でも同じ場所に座らせれる。
変えることに勇気はいったがそれにより僕の生活は快適になった。歳や経験を重ねるとどうしても生活を変えるのに躊躇します。
しかし、自立している障害者は誰も勇気ある決断をして、家族や施設での生活を終わらして地域に出てきた人ばかりです。決して変えることができない人ではない。
僕が言うのは本当におこがましいですが、生活環境を思い切って変えてみるのもおもしろいです。新たな気持ちで再スタートが切れます。第2の自立みたいなものです。
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