2013年2月13日水曜日

JR交渉!


こんにちは。ウエキです。
今日は三宮にあるJR神戸支社で交渉がありました。

交渉のメンバーはメインからは下地さんと、かっちゃん&えぐっちゃんの呼吸器コンビが参加し、更にバリアフリーのエキスパートである山名さんと、神戸市の自立生活センターリングリングのスタッフの方も来られていました。

自分も参加したかったんですが、部屋の広さの関係で人数に限りがあるため、少数精鋭で(このテーマについて中心になって取り組んでいる3人)が話し合いに臨みました。

JRは、事務所の最寄り駅でもあることからよく使うのですが、いくつか問題点があります。
まず、根本的な問題として、ホームのバリアフリー化が進んでいないためホームと電車の間の段差があるという問題や、ホーム柵がなかなか設置されないため転落事故が起こる危険性があります。
ホームがなかなかバリアフリーにならないため、駅員の人にスロープを持ってきてもらわないと乗れないという現状があるのですが、その乗降介助の際に以下のような問題があります。

・電車に乗るまで長い時間待たされる。
・駅員の人が乗る位置を指定して連絡してしまうため、自分で乗る場所を決められない。

「乗降の介助は下車する駅に連絡をしないといけないから、時間がかかるのは仕方ないんじゃぁ・・・。」と思われる人もいるかもしれません。
そこで、メインストリームのメンバーでJR・阪神・阪急の電車に乗って対応の違いをチェックし、それをえぐっちゃんが分かり易く、表とグラフにしてまとめました。

たくさんのチェック用紙と深夜まで格闘していたえぐっちゃん

excelを使ってかなりわかりやすくなっています。




結果は、阪神・阪急の私鉄の待ち時間の平均が5分だったのに対し、JRは8分でした。
さらに、電車を待っている間に何本見送ったか(本来、健常者であれば乗れるはずなのに、乗降介助をしてくれる駅員が来なかったり、連絡が出来ていないために乗れない本数)は、JRだと平均で1本で、多い時は4本見送ったのに対し、私鉄はほとんど見送ることはありませんでした。


電車に乗るときにそれぞれが時間を計ったり、駅員の対応をチェックすることでJRと私鉄の違いが数字として明らかになりました。
自分も以前からなんとなく違いを感じていましたが、実際にデータを見ると一目瞭然で興味深かったです。

ちなみに、昨日も今津から三宮まで阪急電車に乗ったのですが、改札でスロープをお願いしてホームに上がると、既にスロープ板を持った駅員さんがスタンバイしていました!待ち時間0です。
タイミングよく電車がすぐ発車し、乗り換え駅の西宮北口までは2、3分程度ですが、駅員さんがバッチリスタンバイしていました。
改札からホームに上がるまで2分くらいの間に今津と西宮北口の介助の手配を迅速にこなしているということです。
さらに乗り換えるときも、どの電車のどこに乗るかを本人に聞き、なるべくスムーズに移動が出来るよう心配りが行き届いていました。
JRとは全く違う対応で、なぜここまで違うのだろうと思いました。


交渉はJRの職員の方5人と活発な意見交換ができたようです。
JR神戸支社の管轄は立花から上郡までで、その中で1日の乗降客が3000人以上の駅は摂津本山以外、ホームまでのアクセスのバリアフリー化が完了しているそうです。
残るホームから電車までの段差解消についても今後、ホームを底上げしていくなどして段差が無くなるよう取り組むとのことでした。
駅員の対応についても安全性と迅速性の兼ね合いが難しい問題ですが、今後も努力をしていくということでした。
みんなで調査した結果を元に話し合った事で、他社との比較もできより説得力を持たすことができたようです。
自分も去年、阪急バスと交渉した時もチェックしたデーターを元に、交渉を進めましたが、そのことを思い出して、少し懐かしく思いました。
やはり、みんなで実際に動いて調査すると発見することが多くあって面白いです!!
これからも継続して調査をやっていきます。

この交渉についての報告は後日、メルマガ&HPにアップしますので、是非ご覧下さい。

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