2017年8月17日木曜日

アクセス関西学習会

暑い日が続きますが、皆さん元気ですか?
僕は先週甲子園に行きまして暑さにやられそうになりました。

しかし、違和感を感じてすぐに帰ったので問題ありませんでした。

本日のブログは昨日のアクセス関西について報告します。

本年度アクセス関西では、例年の集会に加え、バリアフリーについて基礎から学ぶという事で学習会を開催しています。

この学習会はDPIバリアフリー部会での学習会と連動しています。

なぜ今基礎から学ぶ必要があるかというと、今全国的にはバリアフリー法改正に向けて動き出していてより良い改正をするには当事者が声をあげ続ける必要があります。そのためには今一度基礎から振り返っておくことが不可欠です。またDPIバリアフリー部会に新しメンバーが加わったことも一つの理由です。

バリアフリー運動の歴史、バリアフリー法、航空関係、道路運送法、鉄道輸送法、世界のバリリアフリーについて学びます。

昨日は尾上浩二さんがバリアフリー法についてわかりやすく講義されました。



バリアフリー法は2000年に交通バリアフリー法とハートビル法が合わさって出来ました。

障害者が使えるようにしてあげてくださいというような感じの法律でした。

しかし時代が変わりました。2006年に国連で障害者の権利条約が成立し、日本では障害者差別解消法が出来ました。またオリンピック開催地が毎回作ることが義務付けられているアクセシビリティガイドラインも条約の内容を反映しています。

そこでは障害者が障害がない人と同じように分け隔てらることなく地域で生活できるようにすることが求められています。移動はそれを実現するために不可欠です。基本的人権として保障されるというのが世界的な常識となりつつあります。

バリアフリー法もやってあげるのではなく保障するという方向に作り替える必要があります。

さらにコンクリートや鉄でスロープなどを作ることだけがアクセスを保障する事ではありません。ハード面だけでなく職員の接遇などソフト面も大切です。
東京オリンピック2020アクセシビリティガイドラインの内容を反映した法律に変えれば全国的に素晴らしいバリアフリーが広がるでしょう。

さらに聴覚障害者等の情報へのアクセスも考慮しなければなりません。知的障害、精神障害、難病、発達障害のことも考えるべきです。

昨日の資料の一部
法律と大阪の条例の比較

条例のほうが良い内容です。

地方公共団体の福祉のまちづくり条例のほうが優れてる場合が多いです。







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