2014年3月21日金曜日

トイレ

皆さん、元気ですか?

本格的な春まであと一歩となりました。

僕にとって天敵の寒さも和らいできて、ほっとしています。

本日のブログは先日講演で名古屋に行った際に調査した中部国際空港のトイレを
紹介します。

なぜ、中部国際空港のトイレかというと、

設計の段階からAJU自立の家のメンバーが関わり、非常に使いやすいと聞いたからです。

一度見てみたいとおもっていたので、やっと念願が叶いました。

まず多目的トイレを見てみます。









トイレの広さが十分確保されていて、設備の配置もバランスが良いのでとても入りやすかったです。
多目的トイレでありがちな設備の充実に重きが置かれすぎていて、かえって狭くなって使いにくくなる問題は全くありませんでした。

バリアフリー法などで規定されているものより、断然便利です。

僕の大きな車椅子も余裕です。

さらに簡易ベッドが設置されているので衣服の着脱等がやりやすくなっています。


数多くある多目的トイレの中でもトップクラスに使いやすいと言えます。

こんなトイレがスタンダードになって広がっていったらとても快適に過ごせます。



しかし、多目的トイレの問題は広さや設備だけではありません。

みなさん、よく経験があると思いますが、ショッピングモールや駅などで多目的トイレが非常に混んでいて長く待たされることがあります。

それもそのはずです。こども連れ、オストメイト使用者、高齢者など多目的トイレを必要とするニーズが非常に高まっている訳だから。


それを考えると一般のトイレももっとスペースを広くしたり、設備を充実させたりしたらもっと便利になるんじゃないかと言えます。

実はそのヒントが中部国際空港にあります。


そこでは一般トイレもユニバーサルなデザインとなっています。簡単に言うと健常者だけでなく障害を含むなど様々な人が使いやすいということです。

洋式トイレは全て簡易型の多目的トイレになっています。

ストレッチャー型車椅子、大型車椅子などの使用者、多目的じゃないと困る人は当然多目的を使ったらいいんだけど、手動車椅子使用者などであれば、洋式のトイレが少し広いだけで十分に入れたりします。

写真を見ていきましょう。

 一般トイレの入り口

車椅子マークがついています。

こども連れも入れます。

 






ドアがアコーディオン状になっていて、邪魔になりません。


L字手すり、ペーパーホルダーが左側に付いてるものもあります。

一箇所のトイレにL字手すりが左右逆のものが最低ひとつずつあります。


小型の車椅子なら十分に入ることができます。







一般トイレの洗面所にもおむつ専用ゴミ箱が設置されていました。汚物を包むビニール袋もあります。


今日紹介するのはほんの一部でした。

実はガーデンズにも一般女性トイレに少し広めの簡易型多目的が設置されています。

アメリカでは多目的トイレの他に男女のトイレに簡易型多目的トイレが設置されているのがスタンダ―ドです。

今後メインストリーム協会では駅、ショッピングモール、スタジアム等に要望する際にトイレに関しては共通の要望項目で取り組むことになっています。

中部国際空港などの調査や諸外国の情報などをもとにしてメインストリームとしての要望項目を作成します。

このブログを見られた方でトイレに関する情報をお持ちの方は事務所まで連絡下さい。

よろしくお願いします。

かっちゃん

P.S. 更新が1日遅れて申し訳ありません。

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