2014年3月6日木曜日

ボリビア&コスタリカの小ネタ

こんにちは。
サトウです。

2月10日~3月3日まで、ボリビアとコスタリカに行ってきました。
コスタリカはJICAの草の根技術支援で、
ボリビアはメインストリーム独自で支援をしているのでその様子を見に行ってきました。

向こうでどんなことやっていたかは「海外支援日記」に詳しく書きましたので、
今日は書いてないネタを中心に、オフショット写真を交えて書いてみようかな。

●ボリビア
ボリビアの首都ラパス。
標高3,600m。
6人のメンバーのうち3人は高山病で頭が痛くなり、残りは息苦しさを訴えておりました。
全員が頭痛になるわけではないみたいです。
僕は寝ながら口パクパクしていたらしいです。
ボリビアは海のない内陸国なのですが、
山ばっかりで、どの町も高地にあるんです。

高山病で頭痛も大変でなのですが、もう1つ障害者には大変なことが。
それは、メッッチャ坂が多いということです。
上の写真でも右後方の山並みに家密集しているでしょ。

その坂も、ちょっとやそっとの坂ではなくて、
西宮で言えば苦楽園の金持ちが住んでいる坂、
東京で言えば神楽坂、
我がふるさと新潟県で言えば八箇峠

という感じで、手動車イスで1人で登れるような坂ではありません。
坂の街だからお店も入り口に段差が多くて、
本当に障害者には大変な街でした。
バリアフリーの街にするためには、これからボリビアの障害者はやること多いですわ。

ラパスの空港。標高4,061m。
世界で一番標高の高いところにある国際空港。
空気が薄いため、エンジンの燃焼効率が悪く、燃料を満タンにできないらしい。
セミナーを開くスクレに向かうため、
ラパスの空港から国内線に乗ったのですが、
予想通り、上の写真のように抱え上げで乗るわけです。
空気薄いから介助者はメチャメチャ大変。

無事に機内に入って待っていると
「飛行機チェンジするから乗り換えて」と無情な言葉が。
え~!と言いながら、
見事に頑張る3人でした。
スクレではフェリサとアルミンダがやっているNueva Esperanzaの事務所を訪ねたのですが、
雨の中メンバー全員が外で待っていてくれました。
「Nueva Esperanza」の事務所には、メンバーと共に、
前入りしているポトシ(ガリの住む街)のメンバーも一緒に出迎えてくれました。

これまでいろんな国に行ったけど、わりとどの国も最初はあんまりCPを見ないのです。
しかし、ボリビアは最初から結構CPがいたんですわ。
重度のCPもいたしね。
僕はCP好きなので、CPが多いと心暖まります。

CP、脊損、頸損、ポリオ、筋ジス、知的といろんな障害が集まっているところがいいね。

デモの前にガリ(真ん中)が中心となってコールの練習。
最終日にデモ(パレードと言ってましたが)をやったのですが、
コールはその場で考えていました。

ボリビアはデモが活発らしくて、みんな結構上手なんです。
ガリやアルミンダがコールが上手で、ちょっと驚きました。
楽しそうにやっているところが、メッチャ良かったです。

ここはゴールの公園の前の道路なのですが、
日本と大きく違ったのは、道路を完全に封鎖していたことです。
わざと車イスを道路全部に並べて車が通れないようにしていました。

こんなことしたら一般の人に迷惑で、
なんでこんなことするのかと日本人は不信感を持っていたのですが、
車を止めると「何やってるんだろう?」とか、
夜ニュース見たときに「これやっていて渋滞になっていたのか」
と注目があがるのでやるそうです。
このへん、日本と大きく違うところでした。




タリハはワインの名産地。
南米というとチリワインが有名ですが、実はボリビアもワインが美味いのです。
このワインはボリビアでは有名で、現地価格一本300円くらいでした。
日本だと1,500~2,000円くらいのワインと同じおいしさでしたね。超オススメ。
残念ながら日本には輸入されていませんでした。
夜に通訳のボランティアで来てくれた日系三世の高校生。
ボリビアには14,000人くらいの日系移民の方がいらっしゃるそうです。
ボリビアの日系移民のテレビドラマが数年前に(確か野際陽子さんが主演)ありましたね。
苦難の歴史だったそうです。
彼らは日系3世で、通訳ボランティアで来てくれました。
素直な好青年でした。
去年JICAの研修生として来日したアルミンダ。
カメラを向けるといつもこのポーズ。
ボリビアからはJICAの研修生として、フェリサ、ガリ、ヘラルド、アルミンダの4人が
メインストリームに来たのですが、
今回のセミナーはこの4人が中心で運営し、それぞれ頼もしい姿を見せてくれました。

なかでも心に残ったのはアルミンダでした。
ちょっとやんちゃで可愛らしい彼女ですが、
4日間のセミナーでは、全体をみて心を配ったり、
講義では自分史を上手に話していました。

セミナーが終わって4人がホテルに来て、日本人とまとめの話し合いをしたのですが、
その時に彼女が
「私の人生を変えてくれてありがとう」
と言ったのです。
これには泣いてしまいました。

自立生活運動は人生を変える運動。
自分の人生も変えて、人の人生も変えて、
本当に面白く、やり甲斐があって、誇らしい仕事だと改めて感じさせてもらいました。

このときの打ち合わせ、アルミンダやフェリサの言葉が心に染みて、
みんな泣いてしまいました。
こんな遠くまでやってきて良かったな、と思った瞬間でした。


●コスタリカ
コスタリカの全国集会はこんな感じでショッピングセンターの中で行いました。
コスタリカの全国集会は
モルフォのメンバーが全部講義とかやってたので
日本人は暇なのです。

で、写真撮って遊んでいたのですが、
結構自信のある写真だったのに、
なぜかブログで取り上げられず心残りなので、
ここで3連発ご紹介。
この人のめがねをお借りして↓

この写真自信あるんだけどな~
スサーナの家でパーティ
スサーナの家でパーティを開いてくれました。
ここは部屋の前の廊下。広くて良いよ。
パーティには、以前来日したIMASのウィルベルトさん(後段左)一家が登場。
息子さん(廉田さんの後ろの大男・浪人中)を3ヶ月ほど日本に行かせたいので、受け入れて欲しいとのこと。
おそらく今年の5月くらいから、彼がメインに登場します。
コスタリカ大学(コスタリカの東大らしい)入学を目指しているそうですが、
その前に下地大学入学か?
将来が不安。

ウィルベルト一家としゃべっていると
いつの間にか外ではこんなことが・・・

ムラタがせつない腰つきで口説いておりました


サンホセの教会前のベンチに、ジョンレノンが座っておりました。
コチコチっぽかったので、肩もんでやりました。

三週間の訪問も終わり、最終日の夜に撮ったオフショット。
ちょうどパラグアイのテオ(第4期研修生)がサンホセに来ていたので一緒に晩飯食べました。
女性はいつも通訳をしてくれるイガラシさん。
良い写真ですね。
僕が撮りました。

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